
こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、皆さんが普段行っているトレーニングには、さまざまな種類がありますよね。
ウエイトトレーニングをしている人もいれば、ランニングを日課にしている人もいるでしょう。
では、そもそも「トレーニング」とはどんなものなのか、大きく3つの考え方で分けてみます。
① トレーニングの種類で分ける
まず、トレーニングを「どんな方法で行うか」という視点で分類すると、次のようになります。
- ウエイトトレーニング(バーベルやマシンを使ったトレーニング)
- 自重トレーニング(自分の体重を使ったトレーニング/ランニング・マットピラティスなど)
- ファンクショナルトレーニング(TRXやジャンプを取り入れたトレーニング/スケートボードもこの部類)
- バイクや水泳などの有酸素運動
このように、どんな動きや道具を使うかでトレーニングを分類できます。
② 体の部位ごとに分ける
次に、トレーニングを「どの部位を鍛えるか」という視点で分ける方法です。
- 上半身のトレーニング(腕・肩・胸など)
- 下半身のトレーニング(脚・お尻など)
- 体幹トレーニング(腹筋・背筋など)
細かく分けることで、目的に応じたトレーニングを組み立てやすくなります。
③ 目的ごとに分ける
トレーニングの目的は人それぞれ違いますよね。例えば、以下のような目的が考えられます。
- リハビリのため(怪我の回復や機能改善)
- スポーツのパフォーマンス向上(ジャンプ力やスピードを上げる)
- 怪我の予防(関節の安定性を高める)
- 持久力アップ(心肺機能の向上)
- ボディメイク(筋肉をつけて理想の体をつくる)
- パワーリフティング(より重いものを持ち上げることを目的とする)
- ダイエット(脂肪を減らす)
- 気持ちよく体を動かす(ストレス解消やリフレッシュ)
このように、「どんな目的でトレーニングするのか?」を明確にしておくことが大切です。
「なんとなく運動しようかな」と始めても、目的がはっきりしていないと途中で続かなくなってしまいます。
例えば、サーフィンのために体を鍛えたいのか?ダイエットが目的なのか?腹筋をバキバキに割ってモテたいのか(笑)?
この目的をはっきりさせることで、自分に合ったトレーニングを選びやすくなりますし、続けるモチベーションにもつながります。
トレーニングの目的をしっかり考えずに種目を選ぶと、本来の目的とズレてしまうことがあります。
例えば、「瞬発力を高めたい」と思っているのに、ラダートレーニング(ハシゴ状の道具を使ったフットワークトレーニング)をヘトヘトになるまで繰り返している光景をよく見かけます。
本来、瞬発力アップが目的なら、一本一本を全力で集中して行い、しっかり回復してから次に進むべきです。
ヘトヘトになるまでやると、「やった気にはなるけど、瞬発力は上がらない」なんてことになりかねません。
ただし、もし目的が「精神力を鍛える」ことなら、それはそれで正解です。
大切なのは、「今やっているトレーニングが本当に目的に合っているか?」を常に意識することですね。
よく、「久しぶりに運動を再開したいけど、何から始めたらいいかわからない」という質問を受けます。
このときに考えてほしいのが、「人間として生きていくために、まず何が必要か?」ということ。
どんなスポーツをするにしても、まずはしっかり立てること、安定した下半身をつくることが重要です。
どんな動作も、下半身がしっかりしていないとスムーズに行えません。
例えば、サッカーやバスケットボールはもちろん、筋トレや日常生活の動作においても、下半身の安定感は欠かせません。
そのため、「まずは下半身を鍛えること」が、多くの人にとって最優先の課題になります。
トレーニングにはさまざまな種類があり、大きく分けると以下の3つの視点があります。
- **トレーニングの種類(方法)**で分ける
- 体の部位で分ける
- 目的で分ける
そして、何より大切なのは、「自分が何のためにトレーニングをするのか?」を明確にすることです。
目的に合ったトレーニングを選べば、効果も出やすく、継続もしやすくなります。
逆に、目的とズレたトレーニングをしてしまうと、思ったような成果が出ず、途中でやめてしまう原因にもなります。
まずは、自分の目的をしっかり考えて、そこから最適なトレーニングを選んでいきましょう!