こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
年明けで「飲んで食べて」という方も多いと思いますが、そろそろ体を動かしたくなってきていませんか?
久しぶりに運動を始める際、若い方はそのまま動き出しても比較的大丈夫ですが、大人の年代の方には、しっかりと準備運動をすることをおすすめします。
準備運動といえば、皆さんがよく取り入れるのがストレッチではないでしょうか?このストレッチには、大きく分けて2つの種類があります。
静的ストレッチ
呼吸を意識しながら、ひとつの筋肉をゆっくりと時間をかけて伸ばす方法です。例えば、前屈をして太ももの裏を伸ばすストレッチが代表的ですね。誰かにサポートしてもらう「ペアストレッチ」も静的ストレッチの一種です。
動的ストレッチ
肩回しのように、筋肉を動かしながら体をほぐす方法です。前田健太投手が行う「マエケン体操」や、サッカーの「ブラジル体操」がイメージしやすいでしょう。また、ラジオ体操も動的ストレッチの一種と言えるかもしれません。
運動前におすすめなのは「動的ストレッチ」
動的ストレッチを行うことで、筋肉が温まり、関節にも適度な刺激が加わります。
世界陸上の選手たちも、レース前に動的ストレッチに近い動きを取り入れていますよね。
反対に、運動前に静的ストレッチをすると、筋肉が緩みすぎて力が入りにくくなることがありますので注意が必要です。
静的ストレッチの適切なタイミング
静的ストレッチは、運動後や寝る前のリラックスタイムに取り入れるのが良いでしょう。
ただし、例外もあります。
私がパーソナルトレーニングでサポートしている高齢の方やリハビリ中の方は、関節や筋肉が硬くなっている場合が多いので、先にペアストレッチなどの静的ストレッチを取り入れて可動域を広げてからトレーニングを行うこともあります。
また、静的ストレッチのみで終わると、筋肉に力が入りにくくなり、特に高齢の方の場合は転倒リスクが高まることもありますのでご注意ください。
まとめ
どちらが良い、悪いというわけではなく、それぞれの特性を理解した上で使い分けることが大切です。
運動前の準備運動には「動的ストレッチ」を、運動後やリラックスタイムには「静的ストレッチ」を取り入れてみてください!