こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
今日はトレーニングについて少しお話しします。
さまざまな種類の運動を取り入れることは、体にとってとても良いことです。
例えば、「毎日10kmランニングをする」という極端なケースを考えてみましょう。
このように毎日続けると、足の筋肉がつき、体重が減り、心肺機能も向上するでしょう。しかし、一方で「体が硬くなってしまった」と感じる方もいます。
その理由は、ジョギングが同じ動き、同じ可動域で体を動かす運動だからです。
これを日々繰り返すことで、股関節や肩関節に同じ負荷(衝撃)がかかり続け、結果として関節が硬くなりやすくなります。
実は、健やかな生活を送るには、股関節や肩関節の柔軟性がとても大切です。
また、ジョギングは筋肉への負荷が比較的低いため、最大筋力の維持には不十分な場合もあります。
その結果、膝や腰などに負担がかかり、関節のトラブルにつながることもあります。
たとえば、石に雨水が長年落ち続けると、少しずつ削れてしまいますよね?
人間の体もこれに似ています。
そのため、健康的な人生を送りたいのであれば、毎日10kmのジョギングだけを続けるよりも、ストレッチや筋トレ、水泳、ヨガ、ピラティスなど、さまざまな運動を取り入れる方が良いと考えています。
以前、私のお客様で、若い頃からランニングを趣味とし、レースにも参加されていた方がいらっしゃいました。
しかし、ランニングだけを続けてきた結果、60歳を過ぎて膝や腰に痛みが出るようになり、最終的に人工関節の手術を受けることになったのです。
こうした事態を避けるためにも、ストレッチや筋トレは非常に有効です。
普段あまり使わない可動域にまで負荷をかけたり、柔軟性を高めたりすることで、体を健康に保つことができます。
「健康のために頑張ってジョギングしていたのに、怪我をしてしまった」では本末転倒ですよね。
ここで誤解しないでいただきたいのは、ジョギングが悪いわけでも、筋トレやヨガが悪いわけでもない、ということです。
大切なのはやり方です。正しい方法で行うことで、体への負担を減らし、長く健康を維持できます。
「正しい運動の習慣」を身につけて、いつまでも楽しい人生を送りましょう!