こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
今日は、皆さんが大好きな「糖質」についてのお話をしたいと思います。
ちなみに、よく聞く「炭水化物」という言葉は、糖質と食物繊維が合体したものです。
糖にはいろいろな種類があり、たとえば単糖類、二糖類、三糖類、多糖類などが挙げられます。皆さんがよく耳にするグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースなどは単糖類で、これ以上分解されない形です。
これらの糖は名前が違うだけでなく、体内での働きも異なります。
時々、「ご飯一杯は砂糖○個分」「ラーメン一杯は砂糖○個分」といった写真や情報を目にすることがあるかと思います。
このような表現は、糖がどれだけ含まれているかを視覚的に示すのには便利かもしれません。
しかし、問題は「砂糖」にすべての糖質が集約されてしまう点です。
糖の種類によって体に与える影響が異なるにもかかわらず、すべての糖を同じように扱ってしまうことで、誤解を招く可能性があるのです。
糖質は一括りにされがちですが、実際にはその種類ごとに違う役割や影響があります。
例えば、グルコースはエネルギー源としてすぐに使われますが、フルクトースは肝臓で代謝されるため、その効果は異なります。
こうした違いを無視して「砂糖○個分」と表現するのは、少々雑で正確性に欠けると思います。
特に、健康や栄養に敏感な方々は、このような情報を鵜呑みにしないことが大切です。
糖質について知識を深めることで、食事の選び方や健康管理の判断がより正確になります。
ですので、次に「○○は砂糖○個分」というような表現を見かけた時は、その背景にある違いをしっかり理解して、自分の健康に役立ててください。