こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、糖質を抜いたダイエットは一番人気でもありますが、完全に摂らないのは注意が必要です。
私たちの体がエネルギーを生み出すために使う「TCA回路（クエン酸回路）」は、オキサロ酢酸という物質から始まります。
このオキサロ酢酸は糖質を材料として生成されるため、糖質を抜くと、最初は体重が減ることが多いものの、長期的には問題が生じることがあります。
糖質を制限することで、カロリー不足により一時的に痩せるかもしれません。
しかし、糖質の不足によりTCA回路が正常に働かなくなると、エネルギーの生成が滞り、体重が減らない停滞期に入ることが多いのです。この状況が続くと、食事量を抑え運動をしているにもかかわらず、逆に体重が増えるといった現象が起こることもあります。
実際、お客さんで糖質を極端に制限していたために体重が減らなくなった方がいました。
その方には、糖質の摂取量を少し増やしてもらったところ、すぐに体重が減り始めました。
驚かれたのは、「食べているのに体重が減っている！」ということでした。
もちろん、糖質やたんぱく質を過剰に摂取すれば体重は増えますが、重要なのは適切な量を理解し、バランスの取れた食事を心がけることです。
自分に合った食事量を見極め、健康的な方法で体重を管理することが、長期的な成功への鍵となります。
