こんにちは。
スモールジムYell代表トレーナー
近藤です。
さて、スモールジムでは加圧にによる成長ホルモンの分泌にフォーカスしています。
この成長ホルモンとは別に現代の研究では、筋肉が単にエネルギーを消費するだけでなく、「マイオカイン」と呼ばれるホルモンを分泌することがわかっています。
この「マイオカイン」は、筋肉が動くことで分泌される物質で、若返りホルモンとして注目されています。筋肉を使うことで体内にさまざまな活性物質が放出され、これが健康や若さを維持するカギとなっているのです。
「マイオカイン」は、筋肉の種類によって分泌される状況が異なります。
例えば、激しい運動で使われる「白筋」からは活発に分泌され、一方で日常の軽い動作でも「赤筋」からは分泌されます。
これまでに確認された筋肉ホルモンの種類は100種類以上にのぼり、その分泌量は筋肉量と運動量に比例するとされています。
つまり、筋肉を増やし、適度な運動を続けることで若さを保つ効果が期待できるのです。
この発見は、従来の医療にも大きな影響を与えています。従来の医療では、入院患者は安静を保つことが最優先されてきましたが、筋肉を使わないことで体力や筋力が急速に衰えてしまう問題が指摘されています。
特に日本では、長期の寝たきり状態が欧米に比べて非常に多く、その結果、高齢者の筋力低下が深刻な問題となっています。
これに対して、欧米では手術後の患者に早期から歩行を促すなど、筋力維持に積極的なアプローチが取られています。
さらに、坂道や階段を使った運動や、短時間で効果的に筋肉を強化する「アイソメトリクス」といった方法も推奨されています。
筋肉に強い負荷を短時間かけるだけでも、筋肉増強効果が得られることが運動生理学で証明されており、簡単な運動でも継続することで効果的に健康を維持できるんですね！
